30th Anniversary『9999+1』-GRATEFUL SPOONFUL EDITION-
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THE YELLOW MONKEY は2019年12月28日に、吉井、英昭、廣瀬、英二の4人が集結してから30周年を迎える。これを記念して『9999』の完結版となるアルバムが2019年12月4日にリリースされた。リマスター盤。 アルバムのタイトルは、『30th Anniversary『9999+1』-GRATEFUL SPOONFUL EDITION-』(サーティース アニバーサリー フォーナインプラスワン グレイトフル スプーンフル エディション)。 オリジナルアルバム記念盤リリースの試みは、メンバー集結から20周年を記念した『SICKS』の完全盤『COMPLETE SICKS』以来となる。 『9999+1』は、オリジナル盤『9999』未収録の音源4曲を追加したCD、「GRATEFUL SPOONFUL」ツアー「ダイヤの日」最終日となる8月3日宮城公演を全編収録したDVD(本編+アンコール)、全204ページのフォトブックレットをA4サイズにパッケージングした、完全生産限定盤。先着購入特典「GRATEFUL SPOONFULオリジナルトランプ」は、公式Instagramのベストショットを掲載したトランプ。 Rocket & Winkによるアルバムジャケットのビジュアルは、オリジナル盤『9999』黒ジャケットの闇と対比させて、光をデザインした白ジャケット。 『9999』を携えて行われたコンサートツアー名称「GRATEFUL SPOONFUL」について、吉井は、「1を足してもらうと、次の位にいくのかなと。GRATEFUL SPOONFULには“スプーン1杯”という意味があります。みなさんの心の1杯を、我々にいただけたらいいなと思っています」とMCを入れている。 LA録音の頃になって英二は、ロックンロールはバンド全体の演奏が転がっていく「ロール」が最も大事であるということに気付いた。廣瀬によると、バンドが「ロール」するようになったことで、過去の曲も『9999』後のヴァージョンに変化している。英二は、ザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズの言葉を理解できるようになった。 The biggest cliché in rock’n’roll is…There’s no roll “They forgot the roll and they only kept the rock. The roll’s the whole damn thing dude, the rock is nothing, deal with it, the roll is king. Unfortunately most cats don’t get behind the roll.” (魅力的なロックンロールの大敵は… ロールがないことだ “そいつらはロールを忘れてしまったのだし、そいつらはロックだけに従属した。ロールのいまいましい一味であるロックというものは、つまらなくて、我慢が必要だ。ロールはキングだよ。残念ながらほとんどのやつらはロールに乗っていないね。”) —キース・リチャーズ、2007年4月4日、NMEによるインタビュー
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