3声のインベンションとは? わかりやすく解説

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バッハ:3声のインベンション(シンフォニア)

英語表記/番号出版情報
バッハ:3声のインベンション(シンフォニアSinfonia BWV 787-801作曲年: 1720-23 年  出版年1801年  初版出版地/出版社Hoffmeister & Kühnel 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1番 ハ長調 C Dur  BWV7871分10
2 第2番 ハ短調 c Moll BWV7881分30秒
3 第3番 ニ長調 D Dur BWV7891分30秒
4 第4番 ニ短調 d Moll BWV7901分40
5 第5番 変ホ長調 Es Dur BWV7911分20
6 第6番 ホ長調 E Dur BWV7921分10
7 第7番 ホ短調 e Moll BWV7931分30秒
8 第8番 ヘ長調 F Dur BWV7941分00
9 第9番 ヘ短調 f Moll BWV7951分50
10 10番 ト長調 G Dur BWV7961分10
11 第11番 ト短調 g Moll BWV7971分10
12 12番 イ長調 A Dur BWV7981分40
13 13番 イ短調 a Moll BWV7991分10
14 第14番 変ロ長調 B Dur BWV8001分30秒
15 15番 ロ短調 h Moll BWV8011分30秒

作品解説

2007年5月 執筆者: 朝山 奈津子

 バッハ30作品をまとめたのち、15曲の3声のセットに対してシンフォニア》の名を与えた。これは当時すでに確立されていた、オペラ序曲由来するジャンルとは直接の関係はない。むしろ、「とけ合って響く」というこの語のもともとの意味こめられている。
 《シンフォニア》はほとんどがフーガ書法書かれているが、フーガに独特の累加的な始まり方をするものがまったくない。(《インヴェンション》では第1,2,3,4,8,10番一声部で開始する。)これは、学習用の小品という意図見合った短い主題を、やはり短い1曲の中でできるだけ多様に展開するため、また響き硬くなるのを避けるためと考えられる。しかし部分的に三重対位法をも用い主題の反行や転回によって多様な組み合わせ現れる
 バッハはこれらが演奏中に譜面をめくる必要のない見開きの2ページに収まるよう配慮した15曲の調は2声インヴェンションと同じ配列で、ハ長調ハ短調ニ長調ニ短調変ホ長調ホ長調ホ短調ヘ長調ヘ短調ト長調ト短調イ長調イ短調変ロ長調ロ短調であり、おそらく実践用いられる頻度鑑みて選ばれている。
 
※「インヴェンション」の項もご覧下さい




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