2015年:ガラホの登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:56 UTC 版)
「日本における携帯電話」の記事における「2015年:ガラホの登場」の解説
フィーチャーフォンからスマートフォンへと主力市場が急速に変化していく中で、三菱電機、三洋電機、東芝、日立製作所、カシオ計算機、NECなどそれまでフィーチャーフォンを手掛けていた多くのメーカーが携帯電話市場から撤退し、2012年以降、フィーチャーフォンの新機種が急速に減っていった。その一方、大手3キャリアが通話定額サービスを相次いで開始した2014年度には、フィーチャーフォンの出荷台数が2007年度以来7年ぶりに増加するなど、操作が容易で、音声通話がしやすいフィーチャーフォンの新機種を望む声が一定数あった。そこで、従来の操作体系をできるだけ維持しつつも、このころにはすでに広く普及していたスマートフォン用のAndroid OSや部品を使うことで、開発コストを抑えた、Androidフィーチャーフォン(ガラホ)が、2015年のau向けのシャープ製AQUOS K SHF31を皮切りに登場し、富士通コネクテッドテクノロジーズ、パナソニック モバイルコミュニケーションズ、京セラも追従していった(ただし、パナソニックについては2016年冬モデルで投入した初のAndroidフィーチャーフォンであるドコモ向けP-01J以降、後継機が発売されておらず、事実上、日本の携帯電話市場から撤退している)。 また、従来のフィーチャーフォンでは対応できなかったVoLTEに対応した4GのAndroidフィーチャーフォンも登場した。その結果、2018年1~3月期には、ガラホを除くフィーチャーフォンの出荷台数が0になった。Androidフィーチャーフォンの登場により、すべての携帯電話が4Gに移行できるようになったため、2026年3月31日(予定)のドコモのFOMAの停波をもって、日本の3G携帯電話は、25年の歴史に幕を下ろすことになる。 auのガラホ AQUOS K SHF32(シャープ、2015年) NTTドコモのガラホ らくらくホン F-02J(富士通コネクテッドテクノロジーズ、2016年) ソフトバンクのガラホ DIGNOケータイ 501KC(京セラ、2016年)
※この「2015年:ガラホの登場」の解説は、「日本における携帯電話」の解説の一部です。
「2015年:ガラホの登場」を含む「日本における携帯電話」の記事については、「日本における携帯電話」の概要を参照ください。
- 2015年:ガラホの登場のページへのリンク