2009年 キャリアグランドスラム達成
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「ロジャー・フェデラー」の記事における「2009年 キャリアグランドスラム達成」の解説
全豪オープンでは、決勝でナダルに5-7, 6-3, 6-7, 6-3, 2-6で4時間19分に及ぶ激闘の末に敗れた。その後のインディアンウェルズ・マスターズでは準決勝でマリーに、マイアミ・マスターズでは準決勝でジョコビッチに敗れた。 しかし続く欧州クレーコート・シーズンは、マドリード・マスターズで、決勝でナダルのクレーコート連勝数を33勝で止めて優勝。続く全仏オープンでは、4回戦でナダルを破ったロビン・セーデリングを6-1, 7-6, 6-4で破り、悲願の全仏オープン初優勝を果たし、史上6人目となるキャリア・グランドスラムを達成、併せてサンプラスと並び歴代1位となる四大大会14度目の優勝を挙げた。また同大会では、準々決勝でガエル・モンフィスを下し、四大大会準決勝連続進出記録を20大会連続に伸ばし、準決勝でフアン・マルティン・デル・ポトロを下して、四大大会決勝進出回数でイワン・レンドルの19大会目に並んだ。 ウィンブルドンでは、準々決勝でイボ・カルロビッチを下し、四大大会連続準決勝進出記録を更新。準決勝ではトミー・ハースを下し、レンドルが持つ四大大会決勝進出数を更新する20回を達成。決勝ではロディックと対戦し、四大大会男子シングルス決勝史上最多ゲーム数を更新する77ゲームに及ぶ5-7, 7-6, 7-6, 3-6, 16-14の激闘の末に2年ぶり6度目の優勝を果たし、四大大会優勝数歴代最多記録を樹立。また、ウィンブルドン選手権7年連続決勝進出は現行のトーナメント方式になった1922年以降初であり、更に全仏とウィンブルドンの同一年度優勝は、前年のナダルに続き、1968年の四大大会オープン化以降では史上4人目の快挙であった。7月6日に発表された世界ランキングでは、約11ヶ月ぶりに1位に返り咲いた。 続く全米オープン前哨戦シンシナティ・マスターズでは、決勝でジョコビッチを下して優勝。しかしながら、全米オープン決勝でデルポトロに6-3, 6-7, 6-4, 6-7, 2-6で惜敗し、大会6連覇は成らなかった。その後の欧州インドア・シーズンはスイス・インドア決勝でジョコビッチに敗れ、2009年度からロンドンに移転した年間最終戦ATPワールドツアー・ファイナルズも準決勝で敗退。この年は4大会で優勝、61勝12敗(勝率83.6%)であった。
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