2006年度以降の導入車両
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 02:45 UTC 版)
「札幌市交通局8000形電車」の記事における「2006年度以降の導入車両」の解説
2006年度から導入された車両はマイナーチェンジが行われた。 ワンマン運転に対応するための機器を搭載 韓国大邱地下鉄放火事件の影響による省令改正に伴い、車両火災時の延焼防止のため連結部に全面強化ガラス製の貫通扉を設置 火災時の溶滴落下防止のため蛍光灯カバーの廃止 車内案内表示器へのガラス保護板取付け等 高低差のある吊り革の採用 座席部への握り棒(スタンションポール)の設置 非常通報ボタンの増設(1両当たり1ヶ所→3ヶ所) 2007年度の導入車より、LED式行先表示器が新型のタイプへと更新 などの細部の仕様変更も行われた。なお、6000形に連結されていた8300形についても本形式編成への組み込みの際に蛍光灯カバー以外の車内改造が施工された。交通局ではこの車両を「8000形新型車両」と呼称してPRしていた。2006年度に4編成、2007年度に4編成、2008年度に3編成が導入され、東西線の全24編成中11編成がこの「8000形新型車両」となっている。 2007年度導入車からは、従来固定式であった車端部の窓を上下二段式とし、上段が開閉できるようになった。貫通扉で締め切ったことで車端部の空気の流れが悪くなって夏場の車内温度が上昇し、ラッシュ時に窓が結露する状態になることがあり、それに対処したものである。2007年度導入車のうち、6000形試作車(第1編成)の代替で導入された01編成は運転台にITVモニター(ドア開閉時におけるホーム確認用)の設置準備がなされ、2008年2月20日からモニターを設置して運行された。2006年度以降に導入された車両(01編成まで)には当初モニターが設置されていなかったが、2008年1月15日の10編成を皮切りにモニターが設置された。
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