2度目の大関陥落後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 13:22 UTC 版)
11月場所では、栃東以来史上2人目となる大関再復帰を目指す。場所前の11月2日、部屋の碧山らと相撲を14番取り10勝4敗と順調な仕上がりをアピールし、体重も10㎏減量した170㎏に仕上げた。しかし11月場所は1勝2敗で迎えた4日目の宝富士戦で勝利したものの右脇腹付近を痛め、5日目から休場することとなった。相撲協会に「右肋軟骨骨折で3週間の安静加療を要する」との診断書が提出され、師匠の春日野は「1週間やそこらで治る感じではない」と述べている。これにより2度目の大関特例復帰は叶わなくなり、結局大関在位は増位山(二代目)、朝乃山と並んでワースト2位タイとなる7場所に終わった。大関在位中に二桁勝利は1度もあげることは出来ず、東正大関になることもなかった。 場所後の27日、12月1日から開始される冬巡業を初日から休場することが相撲協会から発表された。 新型コロナウイルスの影響で中止になった5月場所の次に行われた7月場所では1年ぶりに勝ち越し、10勝5敗で終えた。 2021年9月場所後に白鵬が引退表明したため幕内最古参(新入幕が一番古い)の力士となり、幕内で朝青龍と対戦経験のある力士は栃ノ心のみとなった。 11月場所は協会に「急性腰痛症により約2週間の治療を要する」との診断書を提出して初日から休場。師匠の春日野によると、13日の朝稽古後に痛みを訴えたという。春日野は「(状態が)良くなったら出るつもり」と、回復次第では再出場させる意向を示した。再出場しなければ翌2022年1月場所は、2014年9月場所以来約7年ぶりとなる十両陥落が確定する。5日目から再出場。この場所は6勝を挙げたため、翌2022年1月場所は西前頭15枚目と幕内残留を果たした。この場所初日の剣翔戦の後に「できるだけ長く相撲をとれるよう、精いっぱいやりたいですね」と2022年の目標を語った。この場所は7勝8敗の負け越しに終わったが千秋楽終了時点で幕内残留は決定的となった。 2月4日、協会は栃ノ心が新型コロナウイルスに感染したと発表 3月場所は名目上番付据え置きとなった(大関が1人増えているので、実質半枚降下)。この場所は11日目に勝ち越しを決めるなど好調であったが、残りの4日間で失速して終わってみれば9勝6敗の平凡な勝ち越しであった。
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