1995年夏季ユニバーシアード福岡大会 選手村について
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「西福岡マリナタウン」の記事における「1995年夏季ユニバーシアード福岡大会 選手村について」の解説
福岡市が主会場となった1995年夏季ユニバーシアード福岡大会において、各競技会場や開閉会式会場の福岡ドームに近く、まとまった戸数が確保できるという理由で、整備途中の西福岡マリナタウンが1995年8月16日から同年9月5日までの期間、選手村となった。選手村には4つのゾーンがあった。「宿舎ゾーン」としては分譲前の高層住宅が提供された。内訳は積水ハウス分譲分6棟400戸、博多港開発分譲分6棟600戸、住宅都市整備公団分譲分2棟200戸、合計14棟1200戸が宿舎ゾーンとなった。個別の室内はスケルトンの状態で提供され、仮設トイレや仮設洗面所は各室内に、それ以外の水回りは共同シャワー室や共同洗濯場という形で各棟に仮設設置し、選手村閉村後は再びスケルトン状態に戻し、分譲用の内装工事を行ったのち新規分譲された。また「運営ゾーン」として現在商業施設になっている住宅販売センターが選手村本部、開校前の福岡市立愛宕浜小学校が選手村本部分室および消防隊詰所、現在福岡市立姪浜中学校になっている敷地がバスターミナルとして整備された。「交流・サービスゾーン」としては、現在ウェーブコースト5番館から8番館がある敷地に仮設のビレッジサービスセンターが設けられ、総合案内所、2000席のレストラン、売店、理・美容室、両替所、郵便局などの施設のほかゲームセンターやディスコまで設けられた。人工海浜を含む一帯は選手専用のプライベートビーチとなり、隣接地には旗広場や礼拝室も設けられた。「ウォームアップゾーン」は福岡市立福岡女子高等学校のグラウンド、体育館、プールが活用された。開催期間中合計161か国・地域5731人の選手・役員が入村した。
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