1995年報告書(SAR:IPCC第2次評価報告書)
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「en:IPCC Second Assessment Report」も参照 1995年までに、その対象の研究は進展し、夏季だけ(年輪はしばしば夏の気温によって最も影響されるため)だが半球気温の再構築が得られるようになった。1995年のIPCC報告書は、Bradley and Jones (1993)による、1400年から1979年までの北半球の夏の気温再構築(図3.20)を用いた。これもMWP(1400年にまで遡るのみ)は示されず、そのほか20世紀以前に0.5℃程度のより寒冷な気温が示される。図3.21は、1200年から現在に至る8つの氷床コアの記録を示し、混合パターンを表示している。MWPとLIAはテキストに、「特別な注を受けている2つの期間...これらはそれぞれ全球的に温暖および寒冷な時代として時に解釈された。最近の研究はMWPとして一般に知られている期間を再評価した...利用可能な証拠は(地理的に)限定されており、はっきりしていない」と紹介されている。
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