1994年から現在
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オラフリンは、1994年3月にロンドンのザ・ガレージにて、ドラムのスティーヴ・シェリー(ソニック・ユース)、ヴァイオリンのアン・ウッドとともに、アルバムの再発を記念した公演に出演するようバーチとダ・シルヴァを説得した。彼らはBBCラジオ1のジョン・ピールのセッション番組にてレコーディングを行い、ポール・スミスの「Blast First」レーベルとシェリーのレーベル「Smells Like Records」から『Extended Play 』としてリリースされた。コバーンは4月に計画されたニルヴァーナのイギリス・ツアーに参加するよう彼らを招待したが、ツアーが始まる1週間前に亡くなってしまった。ザ・レインコーツは1996年にブリットポップの音楽プロデューサーであるエド・ブラー (Ed Buller、かつてスウェードとパルプで仕事した)がプロデュースしたアルバム『ルッキング・イン・ザ・シャドウズ』をラフ・トレード / ゲフィンからリリースした。参加ミュージシャンには、ウッド(ヴァイオリン、ベース)、ヘザー・ダン(ドラム)、ピート・シェリー(バズコックス)が含まれていた。 1995年、「Tim / Kerr」レーベルは、ザ・レインコーツのコンピレーション・アルバム『Fairytales』をリリースした。 1996年以来、ザ・レインコーツは、2001年にワイアット主催のメルトダウン、2003年12月にベルリンで開催されたチックス・オン・スピードのアルバム『99 Cents』リリース・パーティーなど、いくつかの特別なイベントに出演してきた。バーチとダ・シルヴァは、ザ・モンクスの曲をトリビュートした『Silver Monk Time』と呼ばれアルバムで「Monk Chant」のカバー・バージョンを録音し、2006年10月にベルリンのフォルクスヴューネでザ・モンクスと一緒にライブで演奏している。2007年4月にリーズで開催された「Ladyfest」で、2007年5月18日にリヨンで行われた「Nuits Sonores」フェスティバルで演奏した。2009年3月28日、バーチが監督し、ザ・レインコーツがプロデュースした作品『The Raincoats-Fairytales-A Work in Progress』が、ロンドンの英国映画協会で上映された。4月25日、バンドはオーストリアの「Donaufestival」でパフォーマンスした。 2009年11月9日に、ザ・レインコーツのデビュー・アルバムは、イギリスの「We ThRee」(バンド自身のレーベル)とアメリカのキル・ロック・スターズ・レーベルからヴァイナル・レコード盤で再発された。 バンドは、2010年5月にサマセットのマインヘッドにてマット・グレイニング主宰の「オール・トゥモローズ・パーティーズ」フェスティバルに出演した。翌週、ザ・レインコーツは、ロンドンのスカラで行われた「ATP Don't Look Back」コンサートにて、ザ・レインコーツの影響を受けたバンドのトラッシュ・キット (Trash Kit)のサポートで、デビュー・アルバムをライブ演奏した。2010年11月21日、ザ・レインコーツはニューヨークのMoMAで「PopRally」シリーズの一環としてコンサートを行った。バンドは、ニュートラル・ミルク・ホテルのジェフ・マンガムから招待され、2012年3月の「オール・トゥモローズ・パーティーズ」フェスティバルでもデビュー・アルバムをライブで演奏している。2011年12月、ザ・レインコーツは同月にテキサスで開催される35デントン・ミュージック・フェスティバルに出演すると発表された。 ザ・レインコーツはエンジェル・オルセンから、2016年11月3日にロンドンのイズリントン・アッセンブリー・ホールで行われるラフ・トレード40周年記念のイベントで協力を要請された。 2017年10月5日、バンドのファースト・アルバムについて書かれた、ジェン・ペリー (Jenn Pelly)の33⅓ブック『ザ・レインコーツ』が、ブルームズベリーから出版された。
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