1994年から2017年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 22:11 UTC 版)
「ナミビア時間」の記事における「1994年から2017年」の解説
1994年から2017年までは冬時間を実施した。この期間、ナミビアの標準時は、夏期はUTC+2、冬期はUTC+1を使用した。冬時間の期間は、4月の第1日曜日の03:00(WAT)から9月の第2日曜日であった。北東部のザンベジ州では、夏時間を実施せず、中央アフリカ時間を通年使用したため、冬にはナミビア国内に2つの時間帯が存在していた。 ナミビアは、夏時間の代わりに冬時間を実施する数少ない国の1つであった。アイルランドでは1971年以来、冬時間を実施している一方、チェコスロバキアは1946年のみ実施した。一般的に夏時間制度は、冬期の時間を通常の時間として、夏期に時刻を1時間進める。しかし、冬時間制度は夏期の時間を通常の時間として、冬期に時刻を1時間遅らせる。ただし、これはどの季節の時間を基準にするかという違いのため、一般的には夏時間と同じであると見做される。しかし、夏時間は昼間の時間の有効活用を目的としているのに対し、冬時間は子供の登下校時の安全確保を目的としているところに違いがある。 夏時間として見做された場合、ナミビアはアフリカでUTC+1とUTC+2を併用する唯一の国であった。中央ヨーロッパ時間と中央ヨーロッパ夏時間もUTC+1とUTC+2を使用しているが、夏時間の実施期間は南半球にあるナミビアと反対である。そのためナミビアの冬時間が実施されたとき、ヨーロッパ諸国の多くは中央ヨーロッパ夏時間を使用していた。
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