1946–1970年
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「リリック・シアター」の記事における「1946–1970年」の解説
戦後のリリック・シアターでは、1946年5月から始まったラティガンの『ウィンズロウ・ボーイ』(476回の公演)を始めに、多くの舞台がロングランで上演された。1949年にはジョージ・ファーカー(英語版)の『伊達男の策略(英語版)』が、194年にはアンドレ・ルーサンの作品をナンシー・ミットフォードが翻案しThe Little Hutが上演された。また、T・S・エリオットのThe Confidential Clerk(1953年)がエディンバラ・フェスティバルから移され、成功を収めた。1954年4月には、アンドレ・ルーサンの作品をモーリーが脚色して主演したHippo Dancingが再びロングラン(433回の公演)で上演された。1955年には、アルベール・ユソンの喜劇La Cuisine des angesを翻案したMy Three Angelsが、1956年にはカワードのロマンティック・コメディ『南海泡沫事件』がヴィヴィアン・リー主演で上演され、成功した(276回の公演)。 1956年12月から1960年代にかけて、2つのミュージカルが劇場を賑わせた。1つ目は、ジョーン・ヒール、デニス・クイリー、ジェーン・ウェナムが出演したGrab Me a Gondolaで、計673回の公演が行われた。2作目はエリザベス・シールとキース・ミッシェル主演の『あなただけ今晩は』で、1958年7月に公開され、1512回の公演が行われ、1962年3月に幕を閉じた。 『あなただけ今晩は』の後、リリック・シアターでは比較的短い期間の上演が続いた。1962年3月から1963年11月までに6つの作品が上演され、終了した。その後、ウェンディ・ヒラーとスザンナ・ヨークが出演したヘンリー・ジェイムズの『鳩の翼』の舞台化作品が好調で、ヘイマーケット劇場に移り323回の公演を終えた。次のロングラン作品は、ロバート・ブラウニングとエリザベス・バレットの駆け落ちを描いたミュージカルRobert and Elizabethで、1964年10月から1967年1月まで948回の公演が行われた。P・G・ウッドハウスのブランディングズ物語を基にしたOh, Clarence(1968年)では、ノーントン・ウェインがエムズワース卿として主演した。ニール・サイモンの『プラザ・スイート』は、ポール・ロジャースとローズマリー・ハリスが主演し、1969年2月から11月まで上演された。
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