1894年の橋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 12:38 UTC 版)
1894年(明治27年)12月に木造の初代上江橋が、大宮と川越を結ぶ「川越新道」が整備された際に、地元住民の請願により冠水橋(かんすいきょう)として架設された。架橋された場所は現在の場所とは異なり、荒川の旧河道上に架設(現在の川越市古谷上に所在する川越市立古谷小学校付近)された。橋長62間(約112.7メートル)、幅員2間(約3.6メートル)。名前の由来は橋の所在地である大字古谷上の異名である「上郷」から取り「上江橋」と命名された。この橋は洪水時の際に流水抵抗を軽減すべく、橋の天板を取り外しできる構造になっており、この天板を外す際の槌音が住民に洪水が近いことを告げる合図にもなっていたという。また通行料を徴収している時期もあった。現在は「江遠島上江橋」と名を変え、コンクリート橋として現存している。1982年(昭和57年)12月、江遠島上江橋の袂に初代上江橋の記念碑(上江橋由来碑)が設立された。
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