ゆめゆたか【ユメユタカ】(食用作物)
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登録番号 | 第4833号 |
登録年月日 | 1996年 1月 19日 | |
農林水産植物の種類 | 大豆 | |
登録品種の名称及びその読み | ゆめゆたか よみ:ユメユタカ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 喜多村啓介 石本政男 海妻矩彦 菊池彰夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「スズユタカ」を戻し交配したリポキシゲナーゼL-2 ・L-3 欠系統どうしを交配して育成された固定品種であり,育成地(茨城県つくば市)における成熟期は中生,大豆の青臭みの発生因子である酵素リポキシゲナーゼのうちL-2 及びL-3 を欠く豆乳,豆腐等の食品用品種である。 伸育型は有限,分枝数は中である。胚軸の色は紫,主茎長及び節数は中,小葉の形は円葉,数は3枚葉,花色は紫である。熟莢の色は暗褐,裂莢の難易は中である。毛茸の多少は中,形は直,色は白である。種皮の単色,複色の別は単色,地色は黄白,粒の子葉色は黄,粒形は扁球,光沢は弱,臍の色は黄,粒の大小は中である。開花期及び成熟期は中,生態型は中間型である。子実の粗蛋白含有率及び粗脂肪含有率は中である。倒伏抵抗性及び子実収量は中,リポキシゲナーゼアイソザイムの有無はL-2 ・L-3 欠,ダイズウイルス病圃場抵抗性及びダイズシストセンチュウ抵抗性は強である。 「スズユタカ」と比較して,リポキシゲナーゼアイソザイムの有無が L-2 ・L-3 欠であることで,「エンレイ」と比較して,熟莢の色が暗褐であること,種皮の地色が黄白であること,粒形が扁球であること,子実の粗蛋白含有率が低いこと,リポキシゲナーゼアイソザイムの有無がL-2 ・L-3 欠であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,農業研究センター(茨城県つくば市)において,昭和60年に「スズユタカ」を戻し交配して育成されたリポキシゲナーゼL-2 欠失系統とL-3 欠失系統を交配し,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。63年から生産力検定試験及び系統適応性検定試験を行い,平成元年以降「関東101 号」の系統名で奨励品種決定基本調査等の試験を行い,その特性を確認して育成を完了したものである。4年は雑種第9代である。 |
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