よかほなみ【ヨカホナミ】(食用作物)
登録番号 | 第4828号 | |
登録年月日 | 1996年 1月 19日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | よかほなみ よみ:ヨカホナミ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 西山壽 渡邊進二 八木忠之 山下浩 滝田正 本村弘美 井邊時雄 平林秀介 斉藤薫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「((ミズホ×コシヒカリ)F2×コシヒカリ)」F2個体に「シンレイ」を交配して育成された固定品種であり,育成地(福岡県筑後市)における成熟期は晩生の早,草型は偏穂数型でやや短稈の水稲,粳種である。 草型は偏穂数型,稈長はやや短,稈の細太及び剛柔は中,止葉の直立の程度は立である。穂長はやや短,穂数はやや多,粒着密度はやや密である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は無である。玄米の形は中,大小及び千粒重はやや小,見かけの品質は中の上,光沢はやや良,腹白の多少は少,食味は上の下である。出穂期及び成熟期は晩生の早,耐倒伏性はやや強,脱粒性は難,収量は中である。いもち病推定遺伝子型は+,白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群である。 「レイホウ」と比較して,いもち病推定遺伝子型が+であること,白葉枯病抵抗性品種群別が金南風群であること等で,「ミナミニシキ」と比較して,粒着密度が密であること,いもち病推定遺伝子型が+であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,九州農業試験場(福岡県筑後市)において,昭和58年に「((ミズホ×コシヒカリ)F2×コシヒカリ)」F2個体に「シンレイ」を交配し,初期世代は集団養成,61年に雑種第4代で個体選抜,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。63年から生産力検定試験,特性検定試験等を行い,平成元年からは「西海193 号」の系統名を付して地域適応性を検討し,その特性を確認して育成を完了したものである。5年は雑種第11代である。 |
- よかほなみのページへのリンク