紅衣【ベニゴロモ】(食用作物)
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登録番号 | 第13186号 |
登録年月日 | 2005年 6月 22日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 紅衣 よみ:ベニゴロモ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山口誠之、滝田正、東正昭、横上晴郁、片岡知守、加藤浩、田村泰章、小綿寿志 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、(「奥羽331号」(後の「ふくひびき」)×「A5」)に「奥羽331号」(同上)を交配して育成された固定品種であり、育成地(秋田県大曲市)における成熟期は早生の早、稈長が短、玄米の粒色が赤の水稲、粳種である。草型は穂重、稈長は短、稈の細太、剛柔及び葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや長、穂数はやや少、粒着密度は中、穂軸の抽出度は極短、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄、芒の有無と多少は稀、芒長は短、芒色は黄白-黄である。玄米の形及び大小は中、粒色は赤、色沢は極濃、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は中の中、光沢は不良、香りは無、腹白の多少はやや多、食味は中の上である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は早生の早、障害型耐冷性及び穂発芽性は中、耐倒伏性は強、脱粒性は難、地上部全重はやや大、収量はやや多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、穂いもちほ場抵抗性は中、葉いもちほ場抵抗性及び白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。アミロース含量及び蛋白質含量は中である。「アキヒカリ」と比較して、穂長が長いこと、玄米の粒色が赤であること等で、「あきたこまち」と比較して、稈長が短いこと、玄米の粒色が赤であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に農林水産省東北農業試験場(現独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構、秋田県大曲市)において、(「奥羽331号」(後の「ふくひびき」)×「A5」)に「奥羽331号」(同上)を交配し、6年に雑種第5代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、14年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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