波賀のめぐみ【ハガノメグミ】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11084号 |
登録年月日 | 2003年 2月 20日 | |
農林水産植物の種類 | はたけしめじ | |
登録品種の名称及びその読み | 波賀のめぐみ よみ:ハガノメグミ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 兵庫県 | |
品種登録者の住所 | 兵庫県神戸市中央区下山手通5丁目10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 鳥越茂、藤堂千景、塩見晋一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、野生種(兵庫県宍粟郡波賀町産)を組織分離して育成されたものであり、菌さんが中、断面の形態は丸山形、中心部が灰色で、菌柄の形が直幹の施設栽培向きの品種である。菌さんの断面の形態は丸山形、大きさは中、中心部及び周縁部は灰色、厚さは薄、肉質は中である。子実層たくの並び方は正常、幅はかなり狭、密度は密、色は白色、菌柄への付き方は直生である。菌柄の形は直幹、長さは長、太さはやや細、色は濃色、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は大である。子実体の発生型は群状、発生最盛期までの期間は長、菌かき後の発生までの期間はやや長、発生最適温度はやや高、子実体の生育最適温度は高である。収量性及び有効茎本数は少である。「亀山1号」と比較して、菌さんの厚さが薄いこと、菌柄の形が直幹であること等で、「みやぎLD1号」と比較して、菌さんが小さいこと、子実層たくの幅が狭いこと等で区別性が認められる。なお、「亀山1号」及び「みやぎLD1号」との対峙培養において明確な嫌触反応を有する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に兵庫県立森林・林業技術センター(宍粟郡山崎町)において、野生種(兵庫県宍粟郡波賀町産)を組織分離し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「音水」であった。 |
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