Ni9【Ni9】(工芸作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第6267号 |
登録年月日 | 1998年 3月 18日 | |
農林水産植物の種類 | さとうきび | |
登録品種の名称及びその読み | Ni9 よみ:Ni9 | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2002年 3月 19日 | |
品種登録者の名称 | 沖縄県 | |
品種登録者の住所 | 沖縄県那覇市泉崎1丁目2番2号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 島袋正樹 永冨成紀 金城鉄男 大城良計 出花幸之介 杉本明 仲宗根盛雄 仲宗根盛徳 宮城幸照 照屋寛由 宮城克浩 儀間靖 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「NCo310」にインドの品種「Co331」外1品種及びアメリカ合衆国の品種「CP29-116」外2品種を多交配して育成された固定品種であり,登熟性は早,蔗茎の形態は糸巻型,茎は長く細く,糖分の高い多収品種である。 発芽性は中,萌芽性は良,萌芽の遅速性は速,分げつ性は強である。草型は中葉,葉色は中,葉身長は長,葉幅は中,葉身の花青素は無,葉鞘の長さはやや長,葉耳の形態は葉耳欠失上昇下降型,葉舌の形態は三日月型である。蔗茎の形態は糸巻型,色彩(基本色)は黄緑,髄孔率は小,蔗茎の亀裂率はやや小,気根発生節数は少,茎皮の硬度は中である。芽子の突出度はやや凸,大きさはやや大,芽翼はやや広,根基の条数は三条である。地域適応性は中,収量構成型はやや茎数型,収量性は多,原料茎長は長,茎径は細,登熟性は早,糖分は高,出穂性は多,原料茎の直立性は中,脱葉性は難である。梢頭部折損性は難,耐寒性は強,耐旱性は中,葉焼病抵抗性は中,モザイク病,黒穂病及び葉片赤斑病抵抗性は弱である。 「NCo310」と比較して,分げつ性が強いこと,葉身長が長いこと,蔗茎の形態が糸巻型であること,原料茎長が長いこと,糖分が高いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和54年に沖縄県農業試験場(沖縄県那覇市)において,「NCo310」にインドの品種「Co331」外1品種及びアメリカ合衆国の品種「CP29-116」外2品種を多交配し,55年に実生養成,56年に個体選抜,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。60年から系統適応性試験及び特性検定試験,62年から生産力検定試験等を行い,平成2年にその特性を確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「RK80-1010」であった。 |
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