トルコ古典音楽で用いられる音程
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/08 14:55 UTC 版)
「マカーム」の記事における「トルコ古典音楽で用いられる音程」の解説
コマ(koma) - ファズラ(fazla)とも。9/8の音程比の全音(約203.910セント)を9等分した大きさの音程。約22.66セント。 バキイェ(bakiye) - 4コンマの大きさ。約90.56セント。 キュチュク・ミュジェンネプ(küçük mücennep) - 5コンマの大きさ。約113.20セント。 ビュユク・ミュジェンネプ(büyük mücennep) - 8コンマの大きさ。約181.12セント。 タニーニー(tanînî) - 9コンマの大きさ。約203.76セント。 アルトゥク・イキリ(artık ikili) - 12コンマの大きさ。約271.68セント。このように、イラン音楽やインド音楽よりもはるかに小さな音程を用い、それを駆使するのがトルコ音楽である。西洋人や日本人のほとんどはこれらを音程とはみなせないが、訓練を受けた現地民は立派に使いこなしている。 音程名(Aralığın adı)コマの値(Koma olarak değeri)シンボル(Simge)koma あるいは fazla 1 F eksik bakiye 3 E bakiye 4 B kücük mücenneb 5 S büyük mücenneb 8 K tanîni 9 T artık ikili 12 ~ 13 A
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