黒い一月事件とは? わかりやすく解説

黒い一月事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 09:32 UTC 版)

黒い一月事件(くろいいちがつじけん、アゼルバイジャン語: Qara Yanvar)または血の一月事件(アゼルバイジャン語: Qanlı Yanvar)とは、ソビエト連邦末期の1990年1月19日から20日にかけて、アゼルバイジャン・ソビエト社会主義共和国の首都バクーソビエト連邦軍が侵攻した事件を指す。




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黒い一月事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:54 UTC 版)

ナゴルノ・カラバフ戦争」の記事における「黒い一月事件」の解説

詳細は「黒い一月事件」を参照 1990年1月にはまたしてもバクーアルメニア人対す虐殺バクー事件英語版)が発生し加えてこの頃にはアゼルバイジャンでの連邦独立運動活発化していたため、ゴルバチョフ非常事態宣言発令内務省軍派兵余儀なくされた。1月20日深夜内務省軍バクー制圧するよう命令受けたが、その日午前5時に戦車市内へ入るのを目撃したバクー市民たちは、最初に発砲行ったのは軍の側であると証言している。また、市内バリケード部隊武装していたという証拠発見されていない夜間外出禁止令発令され、軍と人民戦線との衝突激化した末に8人の内務省軍兵士120人のアゼルバイジャン人死亡したが、この間アゼルバイジャン共産党市内アルメニア人保護することよりむしろ党の威信を守ることを選んだ西側諸国反応概ねゴルバチョフ同情的だったが、この軍事行動実際には、勢いを増す人民戦線破壊するためのものであったソ連国防相ドミトリー・ヤゾフ25日認めている。この事件人民戦線支持失いその後議会選挙でも共産党圧勝した。しかし、新たに共産党書記長指名されたアヤズ・ムタリボフ(ロシア語版)もまた、民族色を強めてモスクワから離反していった。この頃アルメニアでは、カラバフ委員会から改組されたアルメニア全国民運動テル=ペトロシャン候補最高会議議長就任している。

※この「黒い一月事件」の解説は、「ナゴルノ・カラバフ戦争」の解説の一部です。
「黒い一月事件」を含む「ナゴルノ・カラバフ戦争」の記事については、「ナゴルノ・カラバフ戦争」の概要を参照ください。

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