鳴弦とは? わかりやすく解説

めい‐げん【鳴弦】

読み方:めいげん

邪気を払うために、弓の弦を手で引き鳴らすこと。また、その人天皇入浴のときや貴人誕生病気の際などに広く行われたつるうちゆみづるうち


鳴弦

読み方:メイゲン(meigen)

弓の霊力で妖意を退散させるための儀礼


めいげん 【鳴弦】

弓の弦を鳴らすことだが、日本では早くから悪魔退散させる呪法として行われ弦打ちともいった。天皇入浴病気出産夜中警護不吉な場合などに行われ、とくに御湯殿の儀式皇太子高貴な新生児入浴初め)に行った鎌倉時代以降武家年初めの湯殿開き儀式も、これに準じた

めいげん〔鳴弦〕

弓の弦を引き鳴らしている構図
昔、弓の弦を強く引き鳴らして魔を払ったという故事があり、今日宮中行われている。それより取材した構図

鳴弦の儀

(鳴弦 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/21 13:36 UTC 版)

明仁親王誕生時に行われた読書鳴弦の儀奉仕員(左より市村瓚次郎有馬良橘大給近孝辻善之助松浦靖細川立興

鳴弦の儀(めいげんのぎ)は、を使用した日本儀礼のひとつ。弦打の儀(つるうちのぎ)とも呼ばれる。

概要

弓にをつがえずに弦を引き、音を鳴らすことにより気を祓う魔除けの儀礼。魔気・邪気を祓うことを目的とする。後世には高い音の出る鏑矢を用いて射る儀礼に発展した。鏑矢を用いた儀礼は蟇目の儀(ひきめのぎ)と呼ばれる。

起源

鳴弦の儀が始まったのは平安時代と言われる。元々は誕生儀礼として始まり、次第に夜間の警鐘及び滝口武者の名対面の時、天皇の日常の入浴時(蔵人が担当する)、主の病気祓い、不吉な出来事が起こった際など幅広く行われるようになった。

脚注

参考文献

関連項目


鳴弦

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 12:59 UTC 版)

名詞

 めいげん

  1. 弓の弾いて鳴らし邪気払う儀式

発音(?)

め↗ーげん

「鳴弦」の例文・使い方・用例・文例

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