魅惑の変身
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 00:31 UTC 版)
観客の一般女性を、ゴージャスに変身させてあげようという企画。番組のオープニングで、変身する女性を決定する。 まず観客から3人が抽選で選ばれ、彼女たちには視聴者からハガキで寄せられたオリジナルの早口言葉を言ってもらう。残りの観客全員の審査(拍手の多さ)によって最も上手く言えたとされる1名が、番組で用意した豪華衣装に変身できる。なお残りの二人と投稿者には記念品として化粧品や宝石などが、末期には変身する1名にもホテルの招待券などの豪華賞品が贈られていた。さらに最終土曜日には「月間早口言葉大賞」としてその1か月に送られた投稿から1名を抽選し番組ノベルティの時計など賞品をプレゼントしていた。 また、早口言葉に挑戦する女性を上岡が抽選する際にはお約束があった。それは、横にいる横山ノックがその頃のヒット曲を歌うのだが、どの曲もタイトルを聞いただけでノックが適当にでっち上げたオリジナル曲と化していた。また、最後に、笑いに包まれた(早口言葉を練習する)スタジオを「やかましなぁ!」と一喝し、オチをつけるとともに番組の進行を促すという流れであり、ノックのお茶目振りを見せ付けた。これはノック降板後も桑原や雀々に引き継がれた。 そして、番組の最後に変身の結果が披露される。変身のコーディネートにはルリ落合、ヘアメイクには村上京子がそれぞれ当たったが、装飾品の一品一品が豪華であったため、結果的には近畿方言で言うところのいわゆる「ゴッタ煮」に近い結果をもたらし、苦笑を招く変身のほうが多かった。変身前に上岡が「どんな変身をご希望ですか?」と訪ねるのが通例であったが、あまりに突飛な変身が続いたせいもあって「そのまま着て帰れるものを…」と答える人が続出し、これも会場の苦笑を誘った。 また、身につけたその衣装や装飾品は「すべて貴女の物です」と、変身した女性にプレゼントされた(数十万円相当であった。最高額は百数万円)。まれにトークの時間が押してしまい、使用した商品とその総額の紹介ができずに女性が登場しただけで終わることがあった。 同コーナーでは変身した人が登場する前に、衣装や装飾品を提供した企業を紹介する時間があり、上岡が提供企業を紹介した後に社名を横山ノックが復唱する(途中からノック→桑原→雀々と一緒に観客が唱和するようになった)。大概は社名を復唱するのみだが、かつらの提供をしていたフォンテーヌの場合にはノックが「ふぉん、て〜ぬ」と発音しており、同社が一躍有名になるきっかけにもなった。
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