鬼剣舞伝承系統
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現在、鬼剣舞の系譜で活動している踊り組は岩手県北上市内に13団体、県内は北上市外に4団体、県外に4団体ある。(なお、南下幅念仏剣舞は鬼剣舞ではなく、念仏剣舞である。) 南下幅念仏剣舞(みなみしたはばねんぶつけんばい) - (奥州市胆沢南都田 - 旧地名:南下葉場村)奥州市指定無形民俗文化財 1791年(寛政3年:江戸中期)以来、現在まで絶えることなく昔の踊りの原形を引き継いで伝承されており、主に地元での先祖供養のために踊られてきた。(1850年(嘉永3年:江戸後期)の剣舞供養塔が南都田地区(旧地名:南下葉場村)に現存する。) 岩崎鬼剣舞(いわさきおにけんばい) - (北上市和賀町岩崎)国の重要無形民俗文化財(1993年(平成5年)12月13日指定) 鬼剣舞としての元祖の踊り組である。(元々の踊りの呼称は「鬼剣舞」ではなく「岩崎剣舞」であった。) 最古の史料としては、1732年(享保17年:江戸中期)の 「念仏剣舞傳」という秘伝書が現存している。 岩崎に最初に念仏剣舞が伝えられたのは、いつ、どこからなのか、また江戸期に於ける念仏剣舞としての活動はどのようなものであったのか等、詳細は明らかになっていない。その後、明治期に伝承を失いかけたということで、前述の南下幅念仏剣舞(奥州市胆沢区南都田)との交流(明治初年~)もあり現在に至っている。勇壮で華麗な踊りにはファンが多く、国内/海外ともに公演依頼が多い。 川岸剣舞(かしけんばい)(現在踊られていない) 現 北上市川岸地区に伝承されていた念仏剣舞である。
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