養護教諭が行う授業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 09:29 UTC 版)
養護教諭は、教諭と異なり、通常は授業を行わない。しかし、学級担任や保健体育科の教科担任などとの相談や協力のもと、健康教育や性教育などの保健指導や保健学習を行うことがある。養護教諭は保健について専門的な立場にあり、日頃から幼児・児童・生徒を保健の面から把握しているので、養護教諭が授業を行うことには大きな意義があるといわれる。積極的に授業を行う養護教諭もいるが、この場合授業を行っている間は保健室を空ける事となり、傷病者への応急処置等の対応が出来なくなる。 また、教育職員免許法(昭和24年法律第147号)の附則第15項により、3年以上養護教諭として勤務したことがある者は、当分の間、その勤務する学校(幼稚園または認定こども園を除く)において、保健の教科の領域に係る事項(小学校または特別支援学校の小学部にあつては、体育の教科の領域の一部に係る事項で文部科学省令で定めるもの)の教授を担任する教諭または講師となることができる。 しかし、養護教諭が行った授業に対しての評価や評定をつけることについての議論が行われている。養護教諭は「評価評定を行わない教員」であり、他の授業等での評価に関わるストレスを受け止める場としても機能している「保健室の先生」が評価を行うことに抵抗を覚えるとする意見がある一方、授業を行うならばそれに伴う評価も当然行われなければならないとする意見もある[要出典]。また、季節によっての新聞を出したり、毎月の保健注意なども発布する。
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