領土範囲の違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 09:18 UTC 版)
中華民国(台湾)で発行された世界地図には、中国大陸及びモンゴル・尖閣諸島が自国領になっているものがある(中華人民共和国とモンゴル国が存在しない)。 日本で発行された世界地図では、南樺太、北千島、中国とインドの国境周辺、西サハラ、カシミール地方が所属未決定状態となっている。但し、南樺太の豊原(ロシア名:ユジノサハリンスク)には日本国総領事館があり、日系企業も進出している。北方領土、竹島、尖閣諸島は日本領となっている。台北には首都マークがあったりなかったりする。 中華人民共和国が発行している地図では北方領土は日本領、尖閣諸島・台湾は中国領となっており、北方領土については「ロシアが占領」と併記されている。また、南シナ海で中国が領土を造成して地政学的な目的から世界地図を変えてる行為は国際問題(南沙諸島海域における中華人民共和国の人工島建設)となっている。 ロシア、アメリカ、イギリス、オーストラリアなどが発行している地図では南樺太・千島列島・北方領土は全てロシア領となっている。但しアメリカは、北方領土問題に関する日本の妥協を、恫喝によって阻止したとされている(詳細は「ジョン・フォスター・ダレス#国務長官」を参照)。 大韓民国及び朝鮮民主主義人民共和国が発行している地図では朝鮮半島が統一されており、韓国では北朝鮮、北朝鮮では韓国が存在しない。また、竹島が自国領となっている。 アルゼンチンとイギリスの地図ではフォークランド諸島(マルビナス諸島)は自国領となっている(イギリスの実効支配であるため、世界的にはイギリス領となっているが日本の地図では、どちらの領土か明記せず所属未定となっていたり、未定扱いでは無いがどこの国の領土か明記していない場合がある)。
※この「領土範囲の違い」の解説は、「世界地図」の解説の一部です。
「領土範囲の違い」を含む「世界地図」の記事については、「世界地図」の概要を参照ください。
- 領土範囲の違いのページへのリンク