領土構想
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 21:41 UTC 版)
クヴィスリングはノルウェーの領土拡大を求め、コラ系ノルウェー人のいるコラ半島を併合する構想を抱いていた。領土構想はフィンランド北部まで拡大したが、実現するためにはコラ半島の住民たちの支持を得る必要があった。また、国民連合幹部のグルブラント・ルンデ(英語版)は北極と南極(ドロンニング・モード・ランド)の領有を主張した。 後にはスウェーデンの併合も掲げるようになり、1944年3月にノルウェー駐留ドイツ軍参謀長のルドルフ・バムラー(ドイツ語版)と会談し、バルト海からスウェーデンを攻撃することを提案した。クヴィスリングの提案はバムラーを通して、国防軍最高司令部作戦部長アルフレート・ヨードルと親衛隊全国指導者ハインリヒ・ヒムラーに伝えられた。 最終的に、領土構想はホールファグレ朝の最大領域の復活まで広がった。クヴィスリングは1941年にグリーンランド侵攻作戦を計画したが、ドイツ側から実現不可能な作戦として却下されている。
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