非処女の扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 07:58 UTC 版)
前述の通り、処女に関してそれは高く評価されるが、未婚の非処女に対してはそうではないため、処女検査は世界の少なくとも20カ国で文書化されていて、国によっては非処女罪というものが存在する。インドネシアでは陸海空の軍、警察が女性を採用する際の採用条件として「未婚である」とともに「性交未経験」を求めている。このため採用予定の女性に対し、処女検査が義務化され、非処女は不採用とする内部方針が長らく続いていた。また、アフガニスタンには、未婚の非処女は三ヶ月以下の懲役という法律が実在し、非処女の疑いをかけられた女性は警察に逮捕され処女検査を受けることになり、非処女とされたら投獄がなされる。2018年10月に行われた調査では、190人の女性が非処女罪で服役していた。また、初体験の際に出血しない花嫁は、夫によって父親に戻されて、即座に離婚が成立し、場合によっては殺されることさえあるという。 アフガニスタンほどのことはなくとも、一般に非処女が結婚において避けられる一つの理由としては、セックスに関するコストやリスクが男女それぞれで大きく異なるため、非処女である女性は結婚に適さないためである。つまり、女性がセックスする場合は、妊娠の危険性があり、男性よりも性病に感染しやすく、またその性病の影響も男性よりも大きいため、セックスして結婚しなかったことは、その女性が重要な局面で判断ミスをする人物と見なされるということである。
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