青年海外協力隊に対する批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/03 04:30 UTC 版)
「石橋慶子」の記事における「青年海外協力隊に対する批判」の解説
詳細は「青年海外協力隊堕落論」を参照 ODA(政府開発援助)の中でも、美談ばかりが語られる青年海外協力隊について、その実状を実体験に基づき、一連の著作により問題提起を行った。「あえて書く青年海外協力隊堕落論」発表後、『AERA』1994年8月15日・22日合併号に「青年海外協力隊異聞〜華やかさの影に情報過疎の悲哀」というタイトルの記事が、つづいて『諸君!』1994年9月号に「青年海外協力隊症候群」が相次いで掲載された。 高橋昭協力隊事務局長(当時)へのインタビューの形式で、協力隊機関誌『クロスロード』の1994年10月号に「相次ぐマスコミの協力隊批判にお答えします」という反論記事を掲載した。その中で石橋の批判記事について、「悪意に満ちており、ひどすぎる」、「(隊員の中には)まじめな人もいたが、隊員の多くは『とんでもない人』だったという指摘は事実に反する」、「ホンジュラスの含め、ほとんどの帰国隊員は、(石橋の主張は)曲解がありすぎとがっかりしている」などと反論を行った。 協力隊の参加経験者で、神戸大学大学院生であった青山直明は、「青年海外協力隊に見る中の論理と外の論理」というタイトルで、1997年に読売新聞が開催した第三回読売論壇新人賞に論文を投稿した。この中で青山は、石橋の一連の著作について「建設的な提言など皆無の、全くの感情的な批判」と評した。 また元青年海外協力隊員で、当時、中日新聞の記者であった吉岡逸夫が、『青年海外協力隊の正体』を出版。この本の「あとがき」の項で吉岡逸夫は、石橋の著書を読んだこと、また石橋へのインタビューを申し込んだが、断られたことを明らかにした。
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