電線音頭
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元は『みごろ!-』の3つ前の番組『ドカンと一発60分!』内で歌われていたもの。考案者は司会を務め、電線音頭も歌っていた桂三枝(現・六代目桂文枝)といわれている。テレビ朝日広報課によると、電線音頭の登場後『ドカンと-』の視聴率は7%から13%に上昇した。好評だったため、後番組の『みごろ!-』に引き継がれたという経緯がある。電線音頭は『ドカンと-』の段階で既に「桂三枝の電線音頭」としてレコード化されていたが、売り上げは芳しくなかった。しかし伊東、小松らにより歌詞が子供向けにアレンジされた「デンセンマンの電線音頭」として新たに収録された2作目のLPは空前のヒットとなる(因みに伊東と小松は「ドカンと-」とのレギュラーでもあった)。なお、歌詞中に出てくる「それを猟師が鉄砲で撃ってさ 煮てさ 焼いてさ 食ってさ」とのフレーズは熊本の手鞠歌「あんたがたどこさ」の一節である。 『デンセンマンの電線音頭』作詞:田村隆/作曲:不詳/編曲:東海林修 なお桂三枝(現・六代目桂文枝)は、『みごろ!-』の初期にゲストで登場し、久し振りに電線音頭を披露した。 電線音頭はあまりにも好評となり、同局で放送中の『ジャッカー電撃隊』第30話「死を呼ぶ暗号!猛毒コブラツイスト」では、ビッグワンこと番場壮吉(宮内洋)が変装した蛇使いの笛の音によって、クライム侵略ロボット・コブラ大神官が電線音頭を踊り出すというシーンが登場している。ただし歌詞は、「チュチュンがチュン…」が「コ〜ブラ、コ〜ブラ、わしゃコブラ〜」、「雀が3羽止まってる」の部分が「コブラが3匹止まってる」とそれぞれ替えられている。 2015年には番組のプロデューサーを務めた前原雅勝が社長を務める制作会社「ザ・ワークス」がYouTube上に「2015年バージョン」をアップしている。歌唱者などは不詳。 2017年には、小松の自伝『のぼせもんやけん』を原作としたテレビドラマ『植木等とのぼせもん』(NHK総合)第7話において、淀川長治に扮した小松の語りに植木徹誠役の伊東が乱入するという形で電線音頭の冒頭部分が披露されている。
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