蛇使いとは? わかりやすく解説

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へび‐つかい〔‐つかひ〕【蛇遣い/蛇使い】

読み方:へびつかい

飼いならし、自在に扱って見せる人。また、その見世物

蛇遣い/蛇使いの画像
スリランカの蛇遣い

蛇使い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/05 07:04 UTC 版)

インド、ジャイプルの蛇使い。2008年1月2日撮影。
蛇使いを生業とする漂泊民ジャーティ(19世紀後半、デリー

蛇使い(へびつかい)は、を使った大道芸を生業とする者。

概要

蛇使いは、蛇(主にインドコブラ)が入っているカゴやザルの前で笛を吹き、コブラを操るように見せる芸(コブラ踊り)を行う。この際のコブラの動きは、笛の音に反応しているものではなく、蛇使いが足でカゴを叩く振動や目の前の笛の動きに反応しているものである[1]

蛇使いは集団で村を作り、幼い頃からコブラの飼育に従事して演奏者とコブラが訓練を重ねる世襲制を取っている。コブラの首元にも似た形の笛はヒョウタンから作られる[2]

発祥のインドでは、数十万人もの蛇使いが存在していたが、2000年代後半からインド当局が野生生物保護法の適用を厳格化して、コブラの捕獲が事実上不可能となった。警察による摘発も進んだため、2010年代に入るとインド国内からは急速に姿を消している[3]

美術の中の蛇使い

オリエンタリズム」の画家の題材のひとつとして、多くの画家によって「蛇使い」が描かれた。

出典

  1. ^ “キングコブラ”. ナショナルジオグラフィック (ナショナルジオグラフィック). https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20141218/429002/ 2021年10月10日閲覧。 
  2. ^ 湯浅浩史『ヒョウタン文化誌』岩波書店岩波新書(新赤版)1564〉、2015年9月18日、146頁。ISBN 978-4-00-431564-3 
  3. ^ 時事ドットコム:蛇遣いが失職、物乞いに=生物保護法で消える伝統-「25万人が貧困直面」・インド(2013年10月14日時点のアーカイブ

関連項目

  • ショパン猪狩 ‐ 蛇使いをモチーフにした芸を行った日本の芸人
  • へびつかい座バビロニア天文学英語版の座る神や蛇神から来たという説、蛇と格闘する太陽と預言の神アポロンがモデルとされる説などを経て、ギリシア神話で医薬を扱うアスクレピオスがモデルとなった。
  • ヴェノモイド英語版 ‐ 毒を除去した毒蛇のこと。
  • キリスト教における蛇を使った儀式英語版
  • プーンギ英語版(ビーン、南インドではマグディ) - インドの蛇使いが使用するひょうたん笛

外部リンク


蛇使い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 08:36 UTC 版)

カンピオーネ!」の記事における「蛇使い」の解説

超変身》第5の変身体。「自分以外の何物かが殺した生き物の屍」を『贄』とする。「煙を吐く者」を司るとされる本編には未登場

※この「蛇使い」の解説は、「カンピオーネ!」の解説の一部です。
「蛇使い」を含む「カンピオーネ!」の記事については、「カンピオーネ!」の概要を参照ください。

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