陸軍原子炉(Army Nuclear Power Program)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 07:33 UTC 版)
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詳細は「en:Army Nuclear Power Program」を参照 SM-1(英語版) SM-1A PM-2A PM-1 PM-3A MH-1A SL-1 ML-1(英語版) 移動型原子炉「Project Dilithium」- 前線基地に電力を安定供給する目的でアメリカ国防総省にて構想中の小型原子炉。現行のディーゼル油主体の発電機に代わり、「戦場で無尽蔵のエネルギー補給を行えば問題を克服できる」との理由で原子力利用が提案されている。電気出力にして1メガワットから10メガワットの移動式原子炉(最低でも三年間燃料補給無しで作動可能)。トラック、船舶、C-17輸送機で移動可能なサイズで重量40トン以内。周囲の空気により自然冷却する機構を備える。移動型原子炉は「半自律式」で無人にて安全機能を維持(監視計測に要する人員は必要最小限)。運転停止、冷却、接続解除、輸送準備はいずれも一週間未満で可能であり、発電再開までに要する期間は3日以内。メルトダウンが物理的に不可能な極めて安全な設計により、人員に及ぼす悪影響は最小限に留める事が可能。「同体積比での圧倒的なエネルギー密度を考慮すれば原子力は依然として最も魅力的な選択肢である」との見解である。
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