間欠的電力への対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/06 01:21 UTC 版)
「ニュージーランドの風力発電」の記事における「間欠的電力への対応」の解説
発電所の組み合わせ制御を行ううえで風力発電所は水力発電所と同一グリッド(管理区画)にあるとうまく連携する、というのも水力発電所は余りのタービンユニットを使って水量を調整し、河川の平均流量を上回るピーク発電能力(しかも高度に制御可能)を提供することができ、他のピーク電力オプションよりも低コストだからである。風が強くて電力需要が少ない期間中、水力発電所は出力を減らして貯水池に水を蓄積することができ、片や風力発電はより高いグリッド負荷割合で発電を手掛ける。その後、風が弱い時期では、水力発電所が貯水池(の水)を引き戻して発電に使うことで、一時的にその出力を高めることができる。 ニュージーランドの水力発電容量の高比率を考えると、風力や太陽光といった間欠的な電力源に対応する発電所またはグリッドの調整は、他の大半の国よりも上手にやれる状況にある。水力発電所に代表される利用可能な仮想エネルギー貯蔵は、グリッドが収容できる風力と太陽光の最大量を限定する主要因の1つになり得る。間欠的な電力源開発のさらなる増加には、揚水発電所の建設とエネルギー需要管理(英語版)の実施が必要になるかもしれない。
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