鍾乳洞として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 08:40 UTC 版)
総延長2128.5 m(メートル)以上、高低差184 m(竪穴部及び地底湖を除けば98.7 m)の裂罅型、また直線形の竪横複合洞である。水流に基づく区分としては吸込み穴(流入型)で、空間規模や二次生成物、地底湖や竪穴など日本有数の大洞窟である。洞内の気温及び最奥部の地底湖の水温は、年間を通じて12℃から14℃程度。 かつては後述の「神の池」が最奥部であると考えられていたが、1971年(昭和46年)頃に柴田晃(元日本洞窟協会副会長)の調査隊が、水の退いた渇水期に神の池を通り抜け、その先に更に700 m続く、未知の洞穴の存在を発見した。以来、手つかずの美しい景観を求めて、各地の洞穴探検愛好家が奥を目指すようになった。 一方で神の池より先は、10 mの崖や、腹這いになったり水に浸からなければ通れない箇所が続き危険が高まる。2008年(平成20年)には最奥部の地底湖で、後述の事故も発生した。2021年(令和3年)6月現在、新見市内の洞穴の中では唯一、重大事故が多発しているとして入洞禁止となっている。
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