銃器コレクションとスポーツ射撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 00:59 UTC 版)
「カール=ハインツ・クラス」の記事における「銃器コレクションとスポーツ射撃」の解説
クラスは戦時中の銃火器を収集するのが趣味で、1946年のソ連占領区における逮捕もこれらの保有が原因である。警察官になった後もコレクションは増え続け、日々射撃訓練や整備に励んでいたために周囲からは「銃器馬鹿」(Waffennarr) と呼ばれていた。息子の10歳の誕生日プレゼントには銃を送った。西ベルリンでは警察のスポーツ射撃クラブや猟友会に名を連ね、余暇の大半を射撃場に費やした。彼が毎月射撃場で支払う弾薬の代金は400マルクにもなったという。また西ベルリン刑事警察射撃競技会での優勝経験も複数回ある。 クラスはシュタージから受け取る給料の大半をこの趣味につぎ込み、またシュタージに対してコレクションに追加するための銃器の調達を依頼している。1961年には給与の代わりにシュタージが保管していた旧式銃器を受け取っており、1965年には銃器購入のための資金をシュタージから送られている。シュタージによる内部調査文書「1967年6月8/9日査定」(Bewertung vom 8./9. Juni 1967) では、クラスについて「銃火器を愛するスポーツ射撃の熱狂的信者」と記している。また銃器や制服に対する強い執着がある一方、やや幼稚な性格でもあったとも記されており、例えば彼は息子に銃を与えていたが、しばしばそれを取りあげて自らが射撃を楽しんでいたという。
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