金霰鮫打刀拵〈中身備州長船祐定/〉
主名称: | 金霰鮫打刀拵〈中身備州長船祐定/〉 |
指定番号: | 1899 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1982.06.05(昭和57.06.05) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 工芸品 |
ト書: | |
員数: | 1口 |
時代区分: | 桃山 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 打刀は室町時代以降、武将の間でも盛んに用いられはじめ、桃山時代には華やかな意匠の拵がつけられるようになる。本品は「あたき切」と号する黒田如水の佩刀祐定につけられた拵である。柄は朱漆鮫着せ熏革菱巻きにし、鞘は鯉口から返角までを青漆塗り、下半を金圧出し霰鮫の薄板で包む。金具は頭を金地波文彫、目貫を桐紋、赤銅地色絵、縁を赤銅地波文彫、〓を銀磨地とし、鐔は角丸形の鉄鐔をつける。鞘を青漆と金霰鮫で大きく色分けし、金具に各種の地金を用いた豪華な作りで、桃山時代の特色をよく示した優品といえよう。 なお、金具の製作は〓【はばき】に「小〓 明寿」の銘があることから、京都の埋忠明寿の手になるものと考えられる。 |
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