金勢大明神とは? わかりやすく解説

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金勢大明神(かなまらだいみやうじん)

読み方:かなまらだいみょうじん

  1. 大古以来各地に行はれたる男性的生殖器神の名称なり、金勢を「こんせい」とも云ひ、又「金精」に作るもあり、古く道祖神、久奈戸(くなと)の神、幸(さい)の神、御杓子様、かりた様など呼べり。男陰の形状を石又はにて造り(木刻、土焼紙張子もあり)之を神社神体として奉祀し、或は売女屋の神棚延喜神として祭りしなり、狂句種々の祈願金勢神も立ちきれず」「寒夜素肌神棚延喜帝」。左帰図も地黄丸も、にたらぬ程の者も、此神に祈りては、厚紙障子を裂くと、笠島の神も同じ誓のよし 正徳五年『艶道通鑑』。成島柳北の著『柳橋新誌』(明治七年出版芸妓の居家を叙述せる条中に曰く上必安一金陽物而繋小縄於其傍括紙縛之累々而下。客所纏頭挿諸帯帰而裸其金括其紙以縛之也。謂如此則能招其伴。其意人以能售耳。
  2. 金勢大明神。男性生殖器神也。男陰形のもの。もとは神前供へしを後終に転じて神体となれるなり。今尚各地に存す。

金勢大明神

読み方:こんせいだいみょうじん

  1. かの部にあり(※「かなまらだいみょうじん参照)。
  2. 「お杓子さま」は石神(しやくじん)の転、「かりたさま」は信州水内郡刈田明神(さへの神)著名なれば広く此名を冠用せらる。此の「かりたさま」に就ては飯島花月翁の『かりたさんに就て』を見よ斎藤昌三氏の『性的神の三千年』及び『変態崇拝史』をも参照せよ。金勢大明神は一にえんぎもの」とも称するは、之れを祭れば縁喜よしとてなり、延喜帝狂句は「えんぎもの」をもじれる也。奥州笠島駒形明神道祖神即ち幸の神也。江戸浅草年の市売物に金泊押した張子陽物を「えんぎもの」と称へ売り居たる事『近世風俗志』に見えたり、此風習明治初年まで売ること行はれたり
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