量産型ジェットカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/28 05:55 UTC 版)
「阪神5101形・5201形電車」の記事における「量産型ジェットカー」の解説
ジェットカー試作車である5001形(初代)登場後も、阪神の新設軌道各線の普通電車は「センコウ」と呼ばれた1001形各形式と阪神初の鋼製車両である601形が中心になって運用されていたほか、ラッシュ時には輸送力の確保と運用の都合によって801, 831形や851, 861, 881形といった急行系車両が投入されることもあった。しかし、3011形に始まる急行系車両の高性能化が進むにつれて、普通系車両が従来の旧性能小型車のままで運行されていることは、スピードアップへの障害となることが予想されたほか、サービス面や車両の運用面から見ても好ましいものではなかった。 一方、ジェットカーの量産車導入に向けた長期実用試験は、営業運行を兼ねて、1958年7月の登場以来1年以上にわたって続けられた。この時蓄積されたデータをもとに、いよいよジェットカーを量産する運びとなった。 5101・5201両形式は1959年10月から1960年4月にかけて、汽車製造、川崎車輛(現・川崎重工業車両カンパニー)、日本車輌製造の3社で製造された。
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