重賞初勝利
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:14 UTC 版)
前年12月から連戦して1995年1月5日、重馬場の開催となった金杯(東)(GIII)に出走。皐月賞7着、東京優駿8着の同期オフサイドトラップが3.0倍の1番人気に推され、それに次ぐ4.9倍の2番人気であった。スタートから逃げ馬がハイペースで逃げる中、中団を追走。第3コーナーにて大外から進出し、失速する先行勢を吸収、最終コーナーをオフサイドトラップに並ぶ2番手で通過した。直線で伸びるとオフサイドトラップを突き放して独走、後方に2馬身半差をつけて入線。3連勝で重賞タイトルに到達した。サクラの主戦騎手で、新馬戦からここまで、ほぼすべてのレースで騎乗していた小島太は「3コーナーあたりからハミを取らせたら、行きっぷりが他馬と違いました。もうそのあたりで勝ったと思いましたね。(中略)まさかこんなに強い勝ち方をしてくれるとは。大目標は春の天皇賞です。距離に関しては全く問題ないし、このまま順調に行けばかなり期待できますよ。(強調は引用者)」、境は「(前略)春の天皇賞に行っても十分勝負になると思います。(強調は引用者)」、谷岡も「天皇賞(春)を目指すと聞いております。(ナリタ)ブライアン? まだ対戦したことがないので楽しみにしているんですが(後略、カッコ内補足加筆者)」と述べている。 続いて天皇賞(春)のステップレースとして、2月19日の目黒記念(GII)に出走。単勝オッズ1.5倍、同期のセントライト記念優勝馬ウインドフィールズ、年上の日経賞優勝馬ステージチャンプを8倍台に押しのける1番人気に支持された。スタートから中団に待機。第3コーナーから位置を上げ、好位で最終コーナーを通過した。直線では、早めに抜け出したものの、後方から追い込んだ6番人気ハギノリアルキングに並ばれた。競り合いに負けてクビ差の2着。ハギノリアルキングはコースレコードを樹立、サクラローレル自身もレコードを更新するタイムで走破したが敗北。小島は「仕掛けが早かったとは思わない。でも左回りだとちょっと手前の替え方がぎこちないね」と述べている。
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