重賞初優勝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 03:52 UTC 版)
復帰戦となる12月21日、ラジオたんぱ杯3歳ステークス(GIII)で再び重賞挑戦となる。この前々週の阪神3歳牝馬ステークス(GI)にて、同じメジロライアン産駒のメジロドーベルが、毎年のように外国産馬とサンデーサイレンス産駒が活躍する傾向を跳ね除け、不振だったメジロ牧場に久々のタイトルをもたらしていた。また他のメジロライアン初年度産駒も順調に勝ち上がっており、注目の的となっていた。そんな中、メジロブライトにも同様の期待がかけられ、15頭中2番人気に支持される。1番人気は、新馬戦から2連勝中の和田竜二騎乗テイエムトップダンであり、3番人気は松永と新馬戦を勝利し、武豊に乗り替わったブレーブテンダーだった。以上の3頭がオッズ3.6から4.3倍の間に収まっていた。 メジロブライトは、上手にスタートを切ったが、結局位置を下げて後方を追走する。第3コーナーから最終コーナーにかけて位置を上げ、直線に入って間もなくスパート。末脚で抜け出すことに成功し、ブレーブテンダー他を突き放した。後方に2馬身差をつけて先頭で入線、重賞初勝利となる。またこの勝利は、メジロ牧場の重賞100勝目でもあった。メジロ牧場は、20日前のメジロドーベルの重賞勝利でも3年ぶり、6世代ぶりだった。これによりクラシックに、牡馬と牝馬それぞれの路線に有力馬を、それもメジロライアン産駒を送り込むことになった。 この年のJRA賞では、全183票中1票を獲得し、最優秀3歳牡馬の次点タイとなっている。
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