都関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/12 13:45 UTC 版)
陰陽寮(おんみょうりょう) 都の陰陽師達の仕事、および修行・勉学の場。陰陽頭(かみ)、助(すけ)などを頂点として、妖調伏や快癒祈願を主とする陰陽、星読みを主とする天文、作暦を主とする暦にわかれている。それぞれの部署の責任者は博士と呼ばれ、陰陽博士には昌浩の伯父・吉平、天文博士には父・吉昌、暦博士には兄・成親がついている。さらにその下には、陰陽生、天文生、歴生がいる。昌浩の役職である直丁は一番下位にあたる。 晴明の役職、蔵人所陰陽師は陰陽寮とは直接の関わりはない。 清涼殿(せいりょうでん) 内裏の中でも、帝の私生活の場。窮奇の一件で、窮奇配下の妖異に追い詰められた妖が仲間への警告として放った鬼火によって焼失。藤原行成が総責任者となって、再建が進められる。 東三条殿(ひがしさんじょうでん) 藤原道長の本邸にして、彰子の生家。彰子が東三条殿にいた頃は、彰子のいた東北対屋を中心に晴明が何重にも織り成した結界に守られていた。また、西対屋には彰子の弟である鶴が住んでいる。 土御門殿(つちみかどでん) 藤原道長の別邸で、中宮章子が病の療養などの際にここを使っている。東三条殿に比べて結界が非常に弱く、章子が土御門殿にいた時は天狐凌壽や怪僧の侵入を何度か許している。 七条の邸 正月の来客を避けるため彰子が一時的に移動した空き家で、笛竹の君と琴宮の姫の因縁が眠る邸。元は皇族の姫が所有していた邸であるが、姫が亡くなって後三十年近く人は住んでおらず雑鬼達の隠れ家となっていた。そのため人の住めるような状態ではなかったが、彰子の移動に際して昌浩達が手入れした今はかなり快適な邸となっている。 一条戻り橋 車之輔が待機している場所。式に下したものの安倍邸に入ることのできない車之輔について悩んだ昌浩に物の怪が薦めたため、車之輔は夜の散歩に出ない時や寝ている時はここにいる。 かつて人外のものをとにかく恐れた若菜のために、晴明が式を留めておいた場所でもある。
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