郵便公社での使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/01 08:18 UTC 版)
大量の手紙の集配送効率を高めるZIPコードを一般人に普及させるのに、郵政省は苦労していた。特に高年齢の郵便差出人にZIPコードを覚えさせるのは困難だった。そこでMr. ZIPの役割は、小さな子供達にZIPコードを覚えさせ、彼らが成長した後で常にZIPコードを使用することと、彼らの両親や祖父母に対してZIPコードの使用を奨励することを期待された。 Mr. ZIPは郵便配達人のイラストで、大きく見開いた目と時々手に持つこともある帽子が特徴である。髪はストレートだが、皮膚はややオレンジ色で人種は特定できない。手足は非常に細い。ZIPコードの利用促進のポスターで、彼はよく使用されていた。キャラクターは1970年代後期までに段階的に姿を消していった。しかし郵便公社はデザインの著作権は保持し続けた。その後、郵便公社のZIPコード検索ウェブサイトで復活したが、2012年2月のサイト構成変更により姿を消した。 Mr. ZIPは1964年1月10日に発行されたサム・ヒューストンを描いた5セント切手以後、1986年1月まで多くの切手シートの余白部分(耳紙)に登場し、また切手帳の内側の紙片(タブ)や表紙にも登場した。2013年にZIPコード導入50周年を記念し、Mr. ZIPが切手に再登場した。
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