郵便事業時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 16:29 UTC 版)
2007年10月1日から、ゆうゆう窓口は郵便事業会社が運営する事になり、不在郵便物の交付や郵便事業に関する各種申請届出は郵便事業会社が行っていた事もあって、ゆうゆう窓口が設けられている郵便事業会社の支店においては、その建物に併設されている郵便局会社の郵便窓口では不在郵便物の受け取りや各種手続きは出来ないとされた。そのため、ゆうゆう窓口自体が最大24時間営業となり、郵便局の郵便窓口営業時間中であってもゆうゆう窓口が営業しているということになっていた(業務内容は時間帯によって差があるにしても、窓口自体は時間外のみの営業ではなくなったため民営化前の「時間外窓口」という概念は廃止された)。 ゆうゆう窓口のある郵便事業会社の支店においては、併設の郵便局会社における郵便窓口営業中は、ゆうゆう窓口では切手類の販売や郵便物の引き受けなど郵便局会社と重複する業務を扱わないため、郵便窓口営業時間中に不在郵便物を受け取ると同時に切手を買うなどの場合は、郵便事業会社のゆうゆう窓口と郵便局会社の郵便窓口との両方に並ばなければならなくなった(民営化に先行し、順次窓口の分離を実施した)。 なお、書留郵便のひとつである「本人限定受取郵便物 特定事項伝達型」など、一部の特殊郵便に関しては、民営化後に「支店」での受取しかできなくなった。これは、ゆうゆう窓口がその地域を統括する「支店」にしか設置されなかったことによる。民営化前に「郵便局」として運営されていた局でも、近隣の市町村にある郵便局と統合され「集配センター(郵便局株式会社 ○○郵便局)」扱いになったところと、本来民営化前に「局」扱いだったところでも「格下げ」になっているところでは、上記のような特別な郵便物は受取れないようになっている。ゆうゆう窓口がない「集配センター」扱いの局では、土日祝祭日の荷物の受取や郵便物の発送はできない。
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