遠望5号/6号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/30 17:10 UTC 版)
最新鋭の第三世代衛星追跡艦で、「遠望5号」は2007年9月に、「遠望6号」は2008年4月に上海の江南造船所で竣工した。外観は2008年に就役した岱山島級病院船に類似しており、艦体を共有している可能性がある。6号は当初4号の代替とし、改めてこの艦を4号と命名するとの報道があったが、その後6号として竣工した。また、第一世代である1号/2号の代替とも考えられている。USB(unified S-band)追跡レーダー・通信アンテナ、Cバンド追跡レーダー、レーザー測距機器などを装備している。 遠望6号は竣工後、同年9月の神舟7号の海上観測が初任務となった。その後、2009年4月29日から5月4日に香港に寄港し、一般市民に公開された。 遠望6号は遠望5号とほぼ同型であるが、ミッション管制センターを2つのフロアに装備している。 全長:222.2m 全幅:25.2m 喫水:8.2m 満載排水量:25,000t 主機:ディーゼルエンジン(出力不明) 設備:大型パラボラアンテナ(3基)・衛星通信アンテナ(6基)・光学観測ドーム(1基)・ヘリポート・ヘリ倉庫
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