過去の疑惑の証言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 05:32 UTC 版)
「マイケル・ジャクソン裁判」の記事における「過去の疑惑の証言」の解説
過去の事件(1993年)に関し次々と証人は呼ばれたが信憑性が疑われた。その大前提は、それならばなぜ検察は当時何もしなかったのかということである。ウェイド・ロブソン、ブレッド・バーンズなどマイケルと仲の良かった元少年達はマイケルの無実を訴えた。ジョーディ・チャンドラー(1993年の原告少年)など、いくらかの少年は国を離れ証言を拒んだ。 マイケルの二番目の妻、デビー・ロウはデビー・ロウ・ジャクソンと名乗り検察側の証人として出廷。検察は彼女に「裏切られたマイケル・ジャクソン」がシナリオによるものであり信憑性がないという証言を期待したがロウははっきりとシナリオはないと証言した。マイケルの為に弁護士を同席させ、無償で9時間にも及ぶインタビューに答えた。インタビューは心躍る体験で楽しかった。また自分を今もマイケルの家族と言ったのは嘘であり出演したのはマイケルと新たな関係を作りたかったからだと証言しながらも、検察側に協力しマイケルの側近たちに電話をし、それを録音する等した事実も認めた。マイケルは時に感情を高ぶらせて証言するデビーを見ることも無く、終始無関心だった。 「ホーム・アローン」(1990年)の主演で知られるマイケルの親友マコーレー・カルキンが、ジャクソン被告にズボンに手を入れられ、いたずらをされるのを見たという元調理師がいた。2005年5月にマコーレーが呼ばれ否定した。カルキンは「同じベッドに寝ただけだ。性的な事は一切ない」と証言している。彼は検察を「完全に馬鹿げている(absolutely ridiculous)」と述べた。 なお、カルキン一家はマコーレーがあまりに売れすぎたため家庭崩壊してしまっており、その精神的苦痛からマコーレーは現在は薬物中毒の話もある状態になっている。当時、マイケルは「ネバーランドに住まないか」とも提案したが、家族が「何を言うの!」と拒んでいた。彼は弁護側に協力し弁護側証人として出廷し、検察側反対尋問への受け応えは完璧と言われた。 検察側はこの後、整形しているかとかウィッグを付けてるかとかいうことを質問した。マイケルの証言能力についてというのが一応の前提であるが、全く関係ない事を聞いていた。さらに「マイケルジャクソンの真実」の未放映部分Take2も弁護側によって公開された。ここでは問題のインタビュアー、バシールまでもがマイケルの事を褒め称えていた。 このようなことが明らかになるにつれ米メディアは5月に一斉に「マイケル無罪の公算が大きい」と報道しだした。
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