運行の背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 01:05 UTC 版)
これまで大阪 - 鹿児島間は飛行機を利用する客が多く、2010年時点でJRは数%のシェアしかなかったが、九州新幹線全線開業後はビジネス客の取り込みを図り 2割から3割のシェア獲得を目指すとしていた。 「さくら」よりも停車駅を絞った列車の計画は、「スーパーさくら」の仮称や「みずほ」という列車名の案も含めて2010年8月24日に新聞などで報道され、JR側は翌25日に最速達型列車の計画が存在し、JR九州が中心となって検討中であることを公式に認めた。列車名として報じられた「みずほ」は当初あくまでも候補の一つとしていたが、同年9月15日にJR九州が「みずほ」で検討中と表明した。 名称検討は「さくら」と異なり、公募ではなくJR九州にて行われ、地元自治体への事前相談等は一切せずに進展させた。 このため、最速達列車の名称が仮称段階で「みずほ」と報道された際には、「みずほ」が寝台特急として運行されていたころの運行区間が東京 - 熊本・長崎間で、鹿児島県内には運行されていなかった事情や、公募などではなく社内のみでの決定という経緯、列車愛称からイメージされる「格」などから反発があり、鹿児島県知事の伊藤祐一郎や鉄道ファンから不快感や異論が相次いでいた。 同年10月20日に最速達列車の運行内容と、列車名が「みずほ」となることが正式に発表された。 沿線自治体からは新鳥栖駅など地元主要駅への停車要望が相次いでいたが、開業に当たっては「みずほ」の運転本数を朝夕4往復に絞り、他の時間帯は「さくら」のみ運行することで対処し、航空機対策として停車駅を限定した設定となった。
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