連邦政府との関わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 16:35 UTC 版)
「w:U.S. Congressional Delegations from Kansas」も参照 カンザス州から連邦議会に送り出している議員は、上院2人、下院4人であり、2012年時点で全て共和党員である。 カンザス州は、準州時代に奴隷制度の拡張に反対した動きの中から共和党が生まれたアンテベラムの昔から、共和党の堅い地盤である。世界恐慌が起こったあと、1932年にフランクリン・ルーズベルトが初めて大統領に当選した時以来、上院議員選挙で民主党候補を選んだことがない。二大政党のどちらかが単一の州で上院議員選挙を連続して敗北した記録としては最長である。2008年の大統領選挙で、サム・ブラウンバック上院議員が共和党指名の候補だった。2010年の上院議員選挙でブラウンバックは3期目の候補者にならなかったが、その年の一般選挙で知事に当選した。2010年8月予備選挙では、ブラウンバックの後釜としてジェリー・モーランが共和党の指名を得て、一般選挙でも民主党候補に大勝した。 共和党候補ではない者が大統領選挙でカンザス州を制したのは、ポピュリスト党のジェイムズ・ウィーバー、民主党のウッドロウ・ウィルソン、フランクリン・ルーズベルト(2回)、リンドン・B・ジョンソンだけである。2004年の選挙では、ジョージ・W・ブッシュが総投票数の62%を獲得し、25%の大差を付けて6人の選挙人票を得た。このとき民主党のジョン・ケリーを支持したのは、カンザスシティのあるワイアンドット郡とカンザス大学のあるローレンス市を含むダグラス郡の2郡だった。2008年の選挙でも同様な結果であり、ジョン・マケインが57%を獲得した。ダグラス郡、ワイアンドット郡に加えて、クロウフォード郡がバラク・オバマを支持した。 1996年大統領選挙で、カンザス州の共和党上院議員ボブ・ドールが党の候補者指名を得たが、大統領にはなれなかった。カンザス州出身で敗北した大統領候補者として2人目となった。
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