連続式蒸留機とは? わかりやすく解説

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連続式蒸留機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 04:38 UTC 版)

スコッチ・ウイスキー」の記事における「連続式蒸留機」の解説

連続式蒸留機は、基本的に粗留塔(モロミ塔、アナライザー)と精留塔(レクティファイアー)の2つの塔からなる、高さ10数mの装置である。発酵工程終えた温度20ほどの発酵もろみは、精留塔の中を通るパイプ(ウォッシュ・パイプ)の中を通り、粗留塔に至る。粗留塔の内部には数十段のがあり、には無数の穴があいている。発酵もろみはを上から下へと落ちていくが、その際粗留塔の下部から立ち上る蒸気とぶつかる。すると発酵もろみのなかのエタノール分が蒸気取り込まれ蒸気パイプ呼ばれるパイプ通って精留塔へと運ばれていく。理屈としては穴一つが単式蒸留器一つ相当する蒸気パイプ通って精留塔に至ったエタノールを含む蒸気は、精留塔の中を下から上へ移動する途中でウォッシュ・パイプにぶつかるが、ウォッシュ・パイプの中は温度20ほどの発酵もろみが移動中であるため徐々に冷却されていき液化する。この時、純度の高いエタノール精留内の高い位置至ってエタノール回収するためのパイプ入り一方純度の低いエタノールパイプ届かず精留底部回収されて再び蒸留かけられる。連続式蒸留機では発酵もろみと蒸気供給し続け限り永久に蒸留が行われる。

※この「連続式蒸留機」の解説は、「スコッチ・ウイスキー」の解説の一部です。
「連続式蒸留機」を含む「スコッチ・ウイスキー」の記事については、「スコッチ・ウイスキー」の概要を参照ください。

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