通信カラオケの登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 01:21 UTC 版)
1992年にタイトーが世界初の通信カラオケとされる「X2000」を発売。同年にはエクシングも「JOYSOUND」を発売した。 通信カラオケは、それまでメディア(媒体)で供給されていた楽曲が、通信により提供されるようになり、カラオケ装置は独立して存在するものではなく、通信で接続された一つのシステムの中に組み込まれた端末装置となった。各カラオケ装置脇に大量にソフト(メディア)を用意する必要がなく、機械駆動装置がないため小型・省スペース化も図れ、新曲の配布も早くなった。またこれは、ビジネスモデルとして、機器を販売、ソフトを販売するものが、使用量に応じた課金システムとなっていくことでもあった。 その後、1995年までに第一興商「DAM」、ギガネットワークス「GIGA」、パイオニア・日光堂(後のBMB)・東映ビデオ「BeMAX'S」、日本ビクター「孫悟空」、セガ「Prologue 21(セガカラ)」、USEN「U-kara」などメーカーが相次いで参入し、通信カラオケ全盛時代となった。 しかし2000年代に入るとメーカーの撤退や吸収合併が相次ぎ、2006年の日本ビクター・タイトーグループ撤退、2007年のセガグループ撤退により、業務用通信カラオケ業界は第一興商、BMB(USENグループ)、エクシング(ブラザー工業グループ)の三つ巴時代に突入した。さらに2010年にエクシングがBMBを完全子会社化、同年7月に吸収合併したことで、業界は首位の第一興商と2位のエクシングによる複占状態となった。 詳細は「通信カラオケ」を参照
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