通信カラオケメーカー・複合カフェによる参入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 09:53 UTC 版)
「ヒトカラ」の記事における「通信カラオケメーカー・複合カフェによる参入」の解説
最初に「ヒトカラ需要」へ着目したのは、ゲームメーカーであり、当時子会社だったセガ・ミュージック・ネットワークスを通じて業務用通信カラオケ「セガカラ」を展開していたセガである。2004年に複合カフェ「ゲラゲラ」を運営するアイデアリンク(現・ベンチャーバンク)と組み、セガ・ミュージック・ネットワークスがパソコン向けに提供するカラオケサービス「セガカラ for PC」を複合カフェの個室に設置する形でヒトカラ専用ルームの実証実験を始めたのが先駆けである。セガが「友人とカラオケをする前に練習したい需要」があることに着目し、元々一人客が多い複合カフェと提携をしたものである。 1.5畳程の個室にパソコンを設置し楽曲はインターネット経由により配信され、後述の『ワンカラ』と同様にヘッドホンを使用する形となっており、歌声が外部に漏れないよう店内BGMの音量を大きくするなどの工夫がなされていた。2004年8月に神奈川県横須賀市の店舗(ゲラゲラ横須賀店)にて実験を開始し、同年11月以降より本格展開をするとしており、実際に「同じ曲を何回も歌っている明らかな『練習客』がいた」「販促はしていないが週末は満室になった」「アイデアリンク以外の複合カフェにも展開する予定」などと報じられていたが、その後大幅な普及には至らなかったようで2006年には店舗のウェブサイトよりカラオケルームの案内が削除されている。
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