追加される可能性のある種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/14 06:31 UTC 版)
「アエオロサウルス」の記事における「追加される可能性のある種」の解説
1993年にSalgadoおよび Coriaにより5つの尾椎といくつかの前肢の骨および骨盤から別の標本が記載された。二つの右側の尺骨が含まれていることから、少なくとも2個体のものであるとみられる。これらの化石は2つの皮骨(英語版)もしくは装甲(英語版)板と関連付けられ、この恐竜が装甲を持っていた証拠とされる。この標本はリオネグロ州のアレン層(英語版)のマーストリヒト期中期(7000万年前から6800万年前)の地層から発見された。この標本はアエオロサウルスの特徴を持っている一方、より新しい時代のものであり、第二の種として認識するのに十分な差異があるとしている。 1997年にSalgadoらにより4つ以上の尾椎と、前肢、後肢を含む左半身の部分骨格が記載された。この標本はリオネグロ州のロスアラミトス(英語版)で発見されアンゴスチュラコロラダ層とアレン層の間の年代に位置している。この標本はアエオロサウルス属とされているものの、A. rionegrinusではなく第三の種の可能性がある。 しかし、アエオロサウルス属はよく分かっておらず、筆者らはこれらを新種可能性があるものに公式には名づけていない現在では単純に"Aeolosaurus sp."とされている。将来的な発見によりこの属の多様性についての情報が得られることで、全ての標本がA. rionegrinusのものであるか、公式に別の名前が与えられるか明らかになるだろう。 最初の記載において15個一連の尾椎からなる別の標本もこの属のものとされたが、他の標本に見られる特徴がないため、後にこの標本はこの属のものではないとされている。
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