近年の再発見とは? わかりやすく解説

近年の再発見

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:39 UTC 版)

書経」の記事における「近年の再発見」の解説

詳細は「清華簡」を参照 2008年7月清華大学2000あまりの戦国時代竹簡得た。これは実業家の趙偉国が海外から購入して清華大学寄贈したもので、「清華簡」と呼ばれる専門家鑑定によれば、この竹簡戦国時代中期から晩期(今から2300-2400年前)ののものである清華簡には『尚書』の多くの篇が含まれており、焚書坑儒以前写本である。その中のあるものは現行の尚書』にも存在する篇だが(「金縢」「康誥」「顧命」など)、その文言には多く差異があり、篇題が異なっているものもある。さらに多いのは今まで知られなかった佚篇で、たとえば『尚書』の名篇「傅説之命」は先秦文献引用している「説命」と一致し現行の古文「説命」とはまった異なる。 2009年4月現在、清華簡その1⁄3が初歩的な解読終えている。2009年まで内容発表されたものは2種類で、「保訓」と周の武王時代の楽詩である。「保訓」にはもと題がついておらず、専門家によって本文内容をもとに題がつけられた。内容は周の文王臨終の際にその子の発(武王)に述べた遺言である。楽詩は周の武王文王宗廟で「飲至」の典礼を行うに際し酒を飲むときにうたう歌で、『楽経』の原文疑いがある。 今まで整理され清華簡のうち、古代の『尚書』の佚篇の疑いのあるものには「尹至」「尹誥」「説命」「程寤」「保訓」「金縢」「皇門」「祭公」「厚父」「封許之命」がある。うち「厚父」の中の一段である「天降下民、作之君、作之師、惟曰其助上帝寵之」は『孟子』に『書』からの引用として引かれている。しかし、『偽古文尚書』ではこの文を「周書・泰誓」に含めてしまっている。

※この「近年の再発見」の解説は、「書経」の解説の一部です。
「近年の再発見」を含む「書経」の記事については、「書経」の概要を参照ください。

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